「気分一致」 第五回:ちょっと微妙 |
2003/08/24 人生・本そのほか |
メールマガジン 『日本語のチカラ』 連載
「気分一致」 第五回 2003/5/23
いつの時代も若い人々の言葉使いについての慨嘆が聞かれないことはありません。先日ある方が、今時の若者の話し方の特徴として、「・・・・・じゃないですか?」という話し方を指摘されていました。これには「・・・・・だと自分は思うが、あなたも同意しますよね」という婉曲に同意を求めるニュアンスが含まれています。
英語にTag Question(付加疑問文)、すなわち「・・・・・・, isn't it?」という話法がありますが、あれに近いというのです。
年配の人たちにはそのニュアンスがなかなか伝わりません。そこで次のようなやりとりが交わされるそうです。
「・・・・・じゃないですか?」
「うん・・・(承伏していないが聞いている)」
「だから・・・・・じゃないですか?」
「うん・・・(承伏していないが聞いている)」
「じゃ、○○ということで」
「なんで急にそうなるんだよ!」
「だってさっきからうなずいてたじゃないですか?」
「だれも同意していないぞ!」
ある調査では、20歳代の人々のコミュニティは周りの数人という、ごく少数の人間関係に閉じているという傾向が現れています。そのクローズドな世界の中では、人間関係に配慮するあまり、なるべく言葉の上での強い表現、例えば「違う」「だめ」といった断定の言い方が避けられ、「・・・・・じゃないですか?」といった付加疑問文が使われるようになってきているのではないかと僕は思います。
では、彼らの「・・・・・じゃないですか?」という話法に対して、どうやって切り返すか?僕には子供達がおり、彼らから切り返し方を学びました。
「ちょっと微妙」・・・・これです。
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