ブランドクリニック |
2002/02/08 ブランドと経営 |
今進行中のプロジェクトに「ブランド・クリニック」というのがあります。
これは電通時代の同期で単に「自分だけだと淋しいから」というだけの理由で、
僕に退社をすすめた悪友、岡康道との対談集なんです。
今年夏ごろ、宣伝会議から出版する予定です。
(これは事前プロモーションです)
なぜブランドクリニックか。
それは岡が「全てのブランドは病んでいる」と言い出したからです。
だいたいだな、人に卓越しよう、なんて志自体がちょっと病んでない?(笑)と。
「そうだね・・・・・その人類の病は努力とも呼ばれるけどね(ため息)」
といった感じです。
会社の顧問の塩野七生さんにこの本のタイトルを話したら、むっとされました。
「あら吉田君、だめよ、ネガティブは!」
ネガティブではまったくないんですが、僕らちょっとシニカルです。
電通をやめるぐらいだから、ちょっぴりリスクテイカーです。
この本はそういう軽い問いかけから出発して、ブランドの健康診断をしてみよう、という趣旨です。
(そういえば岡康道は健診マニアです)
対談は、今のところそんなにうまく進んでいません。
それは岡が「僕らはだな、一視聴者、一市民としてブランドを考えるんだーー」と言い出したからです。
僕はそれに乗ってしまったんです。
岡はそれでいいんですが,、僕はその態度では、まったく面白く話せていません。
僕はまったく異次元のコンサルとしての特異な視点を提供して、
それが岡の視座とぶつかったほうが、うまくいくんです・・・
タグの川口のサジェスチョンで、そのことにようやく気がついて、対談に臨む方針を変えつつあります。
(だいたい岡の一視聴者?一市民?という態度も怪しいものです。
クリエイターオブザイヤーが一市民のわけがないって)
これはいわゆる業界モノであり内輪モノです。
だけどもそれに留まったらこの本はキワモノに留まってしまいます。
個人から出発していかに普遍に到達できるのか・・・・
ブランドが直面する難関に、この出版企画も今ぶつかっています。
是非乗り越えたいものです。
PostCommnet
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