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行政書士は歴史的職業だった

2001/03/16
歴史と社会

皆さんは行政書士という職種をご存知ですか?
私はこの前電子政府の番組の司会をするまで、名前は知っていてもよくわからなかったのです。
税理士や弁護士、あるいは司法書士はときおり私たちの生活に登場しますが、行政書士が生活の場面にでてくることは稀です。
私たちが彼らに接するのは運転免許場の近くで写真をとって書面に書き込んでもらう場合か、あるいは自動車の登録のてつだいをお願いする場合にほぼ限られています。(ちなみに司法書士は会社設立や登記変更の際に登場します)
しかし、仕事で彼らに接する人は多いのです。行政書士はようするに認許可の代行業者なので規制がある業種、たとえば建設業などというのはしょっちゅう彼らにあっているのです。
今、規制緩和の大波がやってきて、行政書士という職種も対応を迫られています。
つまり一部の限られた規制業種から、より一般の人々に関係する業務に自分達の仕事を変えていかなければならないのです。
たとえば従来弁護士に頼むしかなかった民事のさまざまな業務の仲介やコンサル。
あるいはIT技術を使って電子認証や電子登録の代行を行う業務にもチャレンジが必要です。

僕は彼らと話していて驚いた事があります。
「ところで行政書士というのは明治期に例えばドイツとかアメリカから輸入した制度なのですか?」
「いいえ、それは公証人制度です。公証人は法曹業界の出身者によって占められています。私たちは違います。私たちの出自をご存知ですか?」
「いいえ、教えてください」
「昔の日本人は日本語を読めても、かけない人が多かったのです。みなさんが書けるようになったのは明治以降のことです。私たちの前身は江戸時代の代書屋です。例えば隣町に美女がいるとして彼女に恋文を書くのは私たちの仕事だったのです。たんに清書するだけでなく、恋の気持ちを伝え口説くのも私たちの仕事だったのです。」

なるほど。この人たちはきっと規制緩和、電子化の大波に飲みこまれず、サバイバルすることでしょう。
全ての手紙や書類には目的や意思、感情が込められているっていうことを忘れずにさえいるならば・・・

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