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自信がないリーダーが悪をなす

2001/03/12
人間というものは

いじめ、ストーカー、援助交際、親子カプセル。いろんな人間関係の病が流行っています。
流行っている理由は明確です。それは・・・・自信あるリーダーの不在です。
家庭や会社が崩壊するさなかに、人々は何とかせざるを得ないのです。
自信がない人たちがより集まって、なんとか集団を維持しなければなりません。
その関係はco-dependency、日本語では共依存といいます。
共依存とは、「他人に頼る人と他人に頼られないと不安になる人」との間に成立する依存症を指します。
会社でもこういう関係は多いのです。特に主従の関係において。
主が他人に頼られないと不安になる人、下が頼る人の場合が大多数だと思いますが、その逆もたまにあります。というか・・・それらの感情は深層では似たようなものなのです。

「それは親密ということとどう違うんだ。頼って何か悪いのか?」
答えは「違う」し「悪い」のです。どう違うか、というと、親密な関係とは、相手を支配しようとしない、拘束しようとしない関係です。
お互いに、自己肯定感や自尊心があり、相手のその感情を尊重しよう、という関係です。共依存関係ではこれと違います。
頼り頼られを通じて、相手を支配しよう、拘束しようという関係です。お互いに、自己否定感や惨めさを共有し、相手のその感情と自分の劣等感を交換しよう、という関係です。

この関係になってしまったかどうか、は次のような自問自答でわかると思います。
「その人の沈黙や不機嫌そうな表情が恐い。」
「その人からの批判を避けるために、本来の自分の判断を否認したり隠したりする。」
「その人の批判が恐くて、自分の責任において自分のしたい行動をしない。」
「わたしがこれだけやっているんだから感謝してわたしの言うとおりにしなさい」と強要する。
「あなたのいうことをこれだけ聞いたんだから、感謝して私の事を愛しなさい」と強要する。
「相手が自分の支配の下から離れた場合、離反の事実を認めたり、そういう行動をした相手を許したりができない。」

僕はリーダーの責任は大きいと思います。
リーダーがこうした感情を抱いているとして、それに答えるかどうかが査定や評価にひびくという恐れを下は抱くからです。そして、最高にまずいのはトップに自信がかけている場合でしょう。彼はおそらく自信が欠けているという事実を認める自信はないでしょうから、その自信のなさを隠してリーダーシップを発揮する、ということになります。

ある食品メーカーで安全上の事件が起こったときに社長さんは社員集会の場で、「僕は君たちのために会社を続けていこうと努力しているんだ」といったそうです。
20台か30台の若い社員が立ち上がって「今後この会社が存続するとすれば、それは迷惑をかけた人々に補償をしつづけるためなんだ」と血の出る叫びをあげたそうです。
この社長さんはおそらく「共依存」でしょう。(会社社員、役員、全員との)共依存者が一見利他的に行う行動は、しかし実は自分自身の存在証明をかけた、きわめて自己中心的動機から発しているという矛盾に満ちているのです。
自分の共依存に従う部下を次なるリーダーとし、その人は自分の共依存に従う部下を次なるリーダーとし・・。とその共依存関係はピラミッドになることでしょう・・・・

今、自信がないリーダーのもとで日本中が共依存ピラミッドになっているのではないか、と心配です・・・・・

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