Blog

Prev | Top | Next

人の行く道の裏に花あり

2001/03/07
人間というものは

人の行く道の裏に花あり

これが僕の信念です。
ただし、裏すぎるのはまずいです(笑)・・・・裏街道人生になっちまいます。
概ねは真っ当だが、最後、みんなが集中するところは避ける。優秀な人は真砂の数ほどいるのです。優秀な人は競争を勝ち抜いてきています。競争が好きなのです。
「競争があるからこそ自分を奮い立たせることができる人」というのがいるのです!
僕は競争が苦手です。それは闘争心がないから、といよりも本当は激烈にありすぎて、そこで自分がどろどろの戦いをして見苦しくなるのは嫌だ、という見栄によるのかもしれません・・・

だから土俵を新しく作るのです。ひとつ今も鮮烈なエピソードを話しましょう。
ビジネススクールに行っていたときに鉄鋼業を背景にした「ビジネスゲーム」というのをやりました。くず鉄を買ってきて、高炉で銑鉄して、末端商品に加工して、販売会社でマーケティングして売る。
ホテルに泊り込んでそれを10人ぐらいのチームで戦うのです。
泊り込みで2日間。みんな、ものすごく張り切ります。(ちなみに僕はその出張のさなかに長男を授かる嬉しいニュースを聞きました。)
僕は最初そのゲームを分析して考えました。「これは資金繰りにわながある。売掛金が大きくなると、資金が足りなくなり黒字倒産をする可能性がある。」はりきりすぎるとやばいのです。
「・・・・・くず鉄から銑鉄を作るところは資金ぐりがプラスになってる。しかも・・・・高炉をたくさん持つと生産コストが急激にさがるじゃないか!」
「みんな、僕が社長をやってもいい?面白いことを思いついたんで」「どうぞどうぞ」

僕は社長になるとゲームが始まってすぐ、販売会社を売りに出して他社の高炉と交換をはかりました。電通マンらしくない発想です。
みんな結構のってきます。会計士たちの経理判定チームはしかし、なにか不快そうです。
「なんか、変なことやってない?」「別に・・・・普通の商行為をしています」
そのうちに、みんなの会社は次第に金がなくなり、一方うちの会社は現金がどんどん余って潤沢になってきます。他の会社がたずねてきては銑鉄仕入の支払を伸ばそうとします。
!いつのまにか当社は市場の状況が手にとるようにわかってきたのです。
他の会社同士は激烈に競争をしているから、ライバルなんですが、うちの会社だけ特別な場所に一社だけなので友好関係が築けるのです。市場の全貌はかくして目に見えるのか!なるほど。鮮烈な教訓です。

この話には結末があります。
最後僕らは一社を買収し、残りも1-2社買収してくれ、と頼まれる状況で終わりました。
キャッシュフロー、売上、すべてダントツです。なにしろ人も少なければ、宣伝費も研究開発費もいらないのです。あとはただ同然で販売会社を買い占めれば・・・・独占企業の誕生です!
一週間ぐらい後に結果発表会があり、僕らは二位でした。
「ちょっと今回、毎年ないパターンの会社ができて、ゲームの趣旨(マーケティング競争と資金繰りということだったらしい)とずれたので、研究開発費とマーケティング費の重みを増やして、採点をしてみました」

唖然。呆然。あとでルールを変えるのが許されるのか。
生涯忘れられない憤りを僕は覚えました。(母校なのにね)

結論。人の行く道の裏に花あり。
花がたんなる隠花に終わらないように、気をつけよう。

TrackbackURL

http://www.nozomu.net/cgi-bin/cms/mt-tb.cgi/64

PostCommnet

サイン・インを確認しました、.さん。コメントしてください。 (サイン・アウト)

(いままで、ここでコメントしたとがない場合はコメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になる場合がございます。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらくお待ち下さい。)


情報を登録しますか?