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悪と小悪

2001/03/04
人間というものは

この二つの違いを教えてくれたのはもといた会社の大先輩です。
あえてこの二つを混同する人たちがいます。僕が大嫌いな人たちです。


日本には昔から名前に「悪」をつける風習がありました。
悪源太、なんていうのがそうですね。馬力があってよそから来たならず者を撃退してくれる、そう「七人の侍」が、日本的には「悪」と表現されたのです。大胆不敵、徹底的、戦略的、ど根性。「いざ鎌倉」という時のこういう態度を意味します。

もう一つ「小悪」というのがあります。
小心、臆病、無気力、怠惰。
しかしそういう人たちの心根もエネルギーに満ちています。今いる場所から一歩も離れたくないから、外の光景を見たくないから、死ぬのが怖いから。そのための必死の努力をします。でも・・・どちらかいうとマイナスのエネルギーですね。

さて戦場において指揮官といだくにはどちらがいいか。これは聞くまでもありません。
後者は敵が城門の外に満ちているのに「誰だ!危機とか叫ぶ狼藉者は!」なんていってしまう人です。敵が城に入って来る直前に金銀財宝を持ち逃げしたり、入ってきたら入ってきたらで殿の首を掻ききったりするタイプの人たちです。

問題は平時です。
人間は「悪」の数よりも「小悪」の数のほうが多いのです。
さらに「小悪」は「悪」と違い、仲間を頼んでつるみます。
「あの悪、というのはなんとなく危険で面白くない」「そうだそうだ」
「俺達小悪を差別して、なんかカッコつけてないか?」「そうだそうだ」
「敵もいなくなってみれば、別にあいつらを頼まなくても、もう怖くないぞ」「そうだそうだ」
「じゃ牢屋に入れて殺してしまえ」「そうだそうだ」

そのあとでどうなるか。
「小悪」は「実は俺達が悪だ。誰か文句あるか?」
「悪」がいないですから、もう誰も文句がつけられません。
敵が城門の外を埋め、全員皆殺しにされるまで・・・・

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