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アイデアがない人

2001/03/02
人間というものは

アイデアというのは実は独創性とはあまり関係ないように思う。
たかだか人類が今まで思いついた事のどれかを適当に組み合わせる、ぐらいの事である。
もちろんそれにとどまらないアイデアの持ち主はおり、彼らはすでに偉人列伝にのっていたり、
あるいはノーベル賞をとっていたりする。

ある山があるとする。
その山の頂上にいけばその向こうは素晴らしい眺めだということはみんなが知っている。しかしその山の頂上近くには逆ハングの絶壁がある。みんなが麓の公園の芝生でお茶を飲み、その絶壁を鑑賞しているとしよう。
「あの絶壁に挑戦しよう!」このアイデアは勇気が入ることである。なぜならその絶壁に挑戦して途中ですごすごと引き返したり、あるいは絶壁から落ちてしまったりするかもしれない。
麓から見ている人は「あああっ。だからそんなこと止めとけっていったのに」といいつのることだろう。反対した人ほど失敗を期待して、息を潜めて見つめている事だろう。
だからその挑戦、というアイデアだけはだれも考えようとはしなかったのである。

結局アイデアを失わせるものは臆病さ、小心さなのである。「それが評価されないこと」を恐れる気持ちが小さな罪をなす。逆に評価されたときに、自分が手がけなければならなくなり、そして失敗に終わる事の恐ろしさが、アイデアを失わせる元凶になるのではないだろうか。ところで、そういう人の見分け方があるのをご存知か?

〇 アイデアはすごいものだ!通常人には思いつけないものだ!と発言する
 (だから自分にも無理だという悪平等の考え方がみえみえである)

〇 逆に「アイデアは金で買えばいい!」と言いつのる
 (しかし結局絶対に金はださない)

〇 「アイデア」は人の頭から生み出されると思っていない
 (たいした事でもないのにNDAを振りかざす性質である)

〇 自分がアイデアがない人間だ、ということに気がついていない
 (アイデアは会議で出る、と思っておりひたすら長時間会議を行う)

〇 人のアイデアに賛成する事を、自分がアイデアを思いついた事と混同する
 (「俺達一緒に考えたじゃない?」とかっていう)

〇 そのアイデアを書いた紙(アイデア会議前の日付)を見せると急に沈黙する
 (眼が虚空をさまよい放心状態になる)

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