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ex-dentsu

2001/03/01
人生・本そのほか

電通を退職した人々の会が先月開かれた。(僕は出られなかった)
そして今週(2月末)、東大の松島先生と会ったときにIBMの話が出た。
なぜIBM退職者がキラ星のごとく活躍し、IBMが彼らをどのように遇し彼らがどうこたえたのかを・・・
彼の言葉を受けてex-dentsuにふと思いがいたり、下を書きました。

2月9日にex-dentsuという会が催され、約30人が集まった。
名前でわかるとおり、電通を退職した人々の会である。
僕はロンドンにいっており、この会には出られなかった。
会のメンバーの多くは20−30代であるが、噂を聞きつけてOBが続々集まってきているらしい。私は広瀬一郎と同年代(昭和55年入社)、おそらく会の再古参!と気取っていたところ、会には50歳台の方もおみえになり、桐コミュニケーションズの桐畑さんも今後のメンバーになられると聞いた。
和気藹々、たいそう雰囲気のいい会だったそうである。
「俺たちで電通を盛り上げよう!」という勢いある発言もきかれたそうである。
この事がことさら感慨深いのは、退社直前僕は、DNA(電通ネットワークアフィリエート)という同様の会を提案したからだ。それはいろいろな理由で成立しなったが、それからすぐあとに自発的にこうしたネットワーク組織ができたのは興味ふかいことであった。
マッキンゼ−がそうであるが、売上の40%は退社社員の紹介によるそうである。
IBMも43万人いた社員を約半分に減らした時期があったが、退社社員の紹介で仕事ががんがん増えたそうである。
企業文化がしっかりした会社であり、その社員もひとかどであれば普通、自分を育ててくれた会社に感謝するものだ。それと実利的に「いい社員と悪い社員」の見極めがついているから、仕事を頼む技術がそこにすでにある、ということもあるだろう。

ひとつ思うことがある。会社をやめて自由自在にネットワークが作れる人とそうでない人がいる。退社の理由はそれぞれで、かならずしも口八丁手八丁だけが中途退社するという事でもないだろう。むしろ無垢で純粋な人が辞める場合もあるだろう。
もし、もといた会社に戻りたい、という人がいたら、「おう、いつでも帰って来い」といえる会社が私は好きだ。男が大見得をきって辞めた会社に戻りたい、というのはよくよくの事である。
(無垢で純粋なタイプは大見得を切らないか・・・・)
それはその会社に企業文化があり、度量があるということの証拠に他ならないように思う。

つけくわえれば、その社員はおそらく苦労をし、人脈を広げ、成長しているのだろう。
退社したあと他の企業の給料でいつのまにか知恵をつけているという「お得感」もある。
さらに苦労をつんで二度と不平不満をいわないという美徳も備えている(笑)

そのまま会社にその人がいたことと、どっちが得かを比べてほしい。
いいことだらけではないだろうか?

最後に肝心なことを。「辞める社員に嫌な思いをさせない。」
退職者対策のポイントはこれにつきるそうである・・・

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